【失敗しない海外移住】 帰ってくるなと言われた?!それでも帰国したい理由6選

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Twitterなどでも度々話題となる海外移住者に対して『帰ってくるな』とか、『都合のいい時だけ』なんかの声。

これらの意見はどこから生まれてくるのでしょうか。

本日はコラム記事ということでこの辺りについて少し考察していきましょう。

【移住者が徹底解説】アルゼンチン移住で知っておくべき5つの真実

この記事を担当:こうたろう

1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
その後金田式DC録音のスタジオに弟子入り
独立後芸術工房Pinocoaを結成しアルゼンチンタンゴ音楽を専門にプロデュース
その後写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門のピアニスト、音響エンジニア、フォトグラファーなどフリーランスのマルチメディアクリエーターとして活動中
当記事ではアルゼンチンタンゴを知るためのコアな知識を考察していきます

海外移住の理由は様々

  1. 仕事の関係でやむ無く
  2. パートナーと結婚した
  3. 日本脱出
  4. 節税対策

いろんな理由がある中で、青いタンゴ礁の編集長が調べてみたところ、仕事の関係でやむ無くや、パートナーと結婚したという方に対しては帰ってくるな攻撃圧は少ない傾向にあるようです。

やはり日本脱出と節税対策ですね。

日本脱出

もっとも多いのがこの日本脱出派の人に向けて。

というのも日本の医療水準は非常に高く、衛生的、またインフラも整備されていて、美味しい水が飲める。

日本という国は世界的にみても本当に素晴らしい国です。

総理大臣経験者の麻生太郎氏がN高の特別授業で語ったこの部分。

確かに日本人は政治に関心がない人が多いです。

でもそれはそれだけ関心を持たなくても生存できるということ。

政治に関心を持たなくても、命をかけて権力と戦わなくても一応の生存どころか、非常に高い水準の生活を送れるわけです。

それはどんな人でも。

例えばアルゼンチンなら些細な政治の衝突でも首都をあげての大きな集まりになります。

しかも突然祝日が生まれて仕事もなくなります。

突然現れた祝日と5月広場でのデモの様子を取材

合理的に見た時、確かに地政学的リスクの高い地域にはなりますが、国民の生活水準は非常に高いです。

しかしこんなに生活の水準は高いのに、日本人の幸福度はなぜか低い。

その理由に関しては関連サイトCuranz Soundsの記事でチェックしてみてください。

【日本の順位は!?】地球幸福度指数をチェックして幸福度を上げる方法

俗にいいう村八分的な感覚が強いのも特徴的で、やはり協調性と空気を読む力が一番に求められます。

そして幼い頃から、誰かと比較することが重視されてきているので、どうしても周りと比較してしまいます。

それはSNS時代に顕著で比較することでどうしても幸福度は下がってしまうわけです。

会社でも仕事ができる人よりも上司と楽しくお酒が飲める人、ヨイショが上手い人が出世したりとどうも納得できない方も多いかもしれません。

年功序列、これは韓国の儒教文化からきていることですが、上下関係が厳しいというのも窮屈に感じる方も。

実力で勝負したい方、自身の能力を適切に評価してもらいたい方にとっては海外で仕事をする方が合理的だったりしますよね。

おまけに何か決めるときのスピード感はかなり独特だったりします。

そこがまた良い面でもある場合もあるのですが、政治家になって日本を変えてやる・・・というよりも自分にあった国に移住するという選択を取る方が増えているのが昨今のトレンドとなっています。

ところが、帰ってくるなと批判を浴びる方々のなかには、例えば高い医療水準だけ享受したいから出産だけ日本で行う、とか、何か病気になったから日本の医療保険制度を使って治療だけしに帰ってくる、とか、海外で収入が途絶えたから生活保護を受けに帰国するとか、そういったケース。

インフルエンサーの中にも治療するから帰国するといって炎上した方もいらっしゃるようです。

確かに、税金の面でも海外生活を送ると節税になります。

節税対策

現行の制度では所得税が発生するケースはその国で築いた資産、財産に対して。

つまり日本より税率の低い国に移住すれば、日本へ支払う税金が確実に減ることになります。

投資や投機の世界ではかなりの方が節税で海外移住していますよね。

日本の投資の税率は約20%と海外と比較しても決して高くない設定に感じますが、実は海外では資産額に応じて税金額が変動するような設定になっています。

つまり20億の資産で生み出したキャピタルゲインやインカムゲインと、100万円のお小遣いで運用した素人トレーダーが同じ税率を払うことになります。

500万以下であれば無税という国もあります。

おまけに暗号通貨や一部の取引は雑所得として扱われたり、金などの現物商品の売買でも細かく設定されているため、それらの税金が優位に働く国でトレードや売買をしたいと思うのは自然のこと。

相続税に関しては何代か相続したら資産はなくなるといわれるほど日本の税率は独特です。

もちろん金融関係に関しては金融庁登録の証券口座含めて銀行に預けているお金の1000万円までは政府が保証してくれるというメリットもあります。

中には証券会社が飛んだらもう終わりという国もありますので、この預金保護に20%の税率をかけられるか?というせめぎ合いがトレーダーの中にはあるわけですね。

で、こういった節税をめちゃくちゃしていながら、税金で整備されたインフラや、医療、警察含めて様々な公共サービスの都合のいいところだけ享受しにくるな!という怒りが海外移はもう 帰ってくるなと言われるポイントになっているようです。

実際に住民税や贈与税などそもそもないよ・・・という国も東南アジアにはたくさんあります。

パートナーとの結婚

これに関しては祝福するべきことですよね。

アルゼンチンで結婚式を挙げたら・・・予算は?!

日本と真逆?!アルゼンチンの恋愛事情10選!

ただし日本のルール二重国籍は認められていません。

それに現地で生まれた子供も認められません。

その二重国籍になった時が20歳未満であれば22歳までに,20歳以降であればその時から2年以内に,どちらかの国籍を選択しなければなりません

ただし、外国籍放棄の努力義務という状態だそうで、日本国籍を持ちながら、外国の国籍も持っている人は放棄するための努力をしっかりしてくださいという状態だそうです。

つまり実質、二重国籍を持ち続けることは努力を怠らなければ可能ということになりますよね。

なんかずるーい!

という嫉妬心も帰ってくるな論を生む原因なのかも!?

日本に帰りたくなる理由

様々な理由で海外移住を実現しやすくなっている昨今ですが、日本に帰りたくなる理由も見てみましょう。

もちろん高い医療水準や社会福祉制度、介護保険などもありますが、他にはどんな声があるのか、青いタンゴ礁を関連する海外移住者にインタビューしてみました。

やっぱり治安問題

近年海外並みの治安の悪さも垣間見える日本ですが、それでもやっぱり治安はいいです。

南米の治安のよろしくないエリアに住んでいると日本は治安がいいな〜と感じるわけです。

アルゼンチンでも日常的な強盗対策は必須。

強盗に合うかも?という前提で生活する必要があります。

強盗に遭ったらこれを叫べ!~アルゼンチンで強盗に最も狙われている楽器とは?!

ただし日本の場合はちょっと特殊でアルゼンチンのように強盗の目的が金銭だけのはっきりしたものじゃない場合もありますよね。

メンタルの状態がちょっとずれてしまった方の謎の事件や無差別事件が遭遇する確率は低いですが発生します。

それに加えて地震大国日本に富士山関係。

地政学リスクや災害リスクはやはり世界的にみてもかなり高い国であることは間違いありません。

衛生的な食べ物と水

ここは世界的にもかなり高い水準です。

世界では水道から出る水を飲んだらえらい目にあうこともしばしばありますよね。

いろんなものが入っているとかそういうのは置いておいて水道水で喉を潤すことができるというのは日本の強みです。

加えて食べ物の衛生管理、これまた遺伝子組み換えとか、添加物とかそういう話を抜きにした時に、素晴らしい衛生状態を保った販売がされています。

アルゼンチンだと卵かけご飯?カルボナーラ?半熟卵?

ありえません。

中心部分またはしっかりと火を通さないと食べられない食べ物ばかり。

お店でジュースを買う時だって、ペットボトルのキャップが開封済みじゃないか?

ペットボトルの量が減っていないか?をしっかり確認してからじゃないと変えません。

誰かが勝手にあけて飲んで戻してるかもしれないからです。

そういうリスキーな衛生環境で海外生活をしている方は日本への帰国へ意欲が湧くのかもしれませんね。

人種差別問題

日本に暮らしているとほとんど実感することのない人種差別。

海外では差別の幅はかなり広く、アジア人というだけでボコボコにされるという事件だってあります。

また日本人というだけで誘拐の対象になったり、アルゼンチンでも普通に道を歩いているだけでも、アジアの他の国(日本人だとわかるとすまんと言われたり)と間違われて水やコーヒーをかけられることもあります。

こういったことにうんざりして帰国したくなる方もいらっしゃるでしょう。

パートナーとの死別や生活環境の変化

国際結婚して海外移住した方の中にはパートナーとの死別を機に帰国される方も。

また、村八分文化が面倒で移住した方、若い頃はそれでよかったけど、年をとって身体が不自由になってきた・・・という方は日本の高い介護スキルを頼りたいと思うこともあるそうです。

介護スキルで有名な国はオランダやカナダ、フランスなど先進的だと言われていますが、日本の介護スキルは間違いなく世界で5本の指に入るレベル(青いタンゴ礁の編集長は介護業界にも精通しています)

親の介護

親の介護を機に帰国する方もいらっしゃいます。

少子高齢化が進む日本。

病院や介護施設なんてもう部屋もベッドも人員もまったくもって足りません。

今後は在宅介護は当たり前、在宅看取りも当たり前の時代に突入します。

日本食が恋しい

やっぱり米が食べたい。

寿司が食べたい。

味噌汁が欲しい。

海外で日本料理、日本食材を手に入れるのは至難の業。

アルゼンチンでも大変な価格を出さないと手に入りません。

衝撃の日本食価格!? Barrio Chino(中華街)でお買い物

まとめ

本日はネット上で度々炎上する 海外移住者に対する 帰ってくるな論の考察コラムでした。

海外移住のハードルがかなり低くなっている昨今。

より確固たる移住にするため、いつか帰りたい気持ちを大切にするため、中期移住の際の参考のため、様々な視点からみなさんの参考になれば幸いです。

いろいろなことを考えるきっかけにしてくださいね。

では。