歴史と文化

アルゼンチンってどんな国|場所・首都・人口・言語

目次
  1. 場所
  2. 基本の数字
  3. 首都ブエノスアイレス
  4. 何語を話しますか
  5. どんな人が暮らしていますか
  6. 通貨とお金
  7. 気候と季節
  8. 時差
  9. この国を象徴するもの
  10. よくある質問
  11. あわせて読む

サッカーの中継で名前を聞き、地図で探そうとして手が止まる。アルゼンチンはそういう位置にある国です。

日本から見て、地球のほぼ反対側。時差はちょうど12時間で、日本が正午のとき、向こうは真夜中です。ここでは、この国の基本になるところをまとめます。

場所

南アメリカ大陸の南半分、東側です。

西はアンデス山脈でチリと接し、東は大西洋に面しています。北はボリビアとパラグアイ、北東はブラジルとウルグアイ。南端は南極大陸に最も近い陸地のひとつです。

首都ブエノスアイレスは大西洋岸にあり、正確には海ではなくラプラタ川の河口に面しています。この川は幅が200キロ以上あり、対岸のウルグアイは水平線の向こうで見えません。川と呼ぶには広すぎるため、地元では「銀の川」と呼ばれ、それがラプラタという地名になっています。

日本からの直行便はありません。北米か欧州、または中東で乗り継いで、片道おおむね30時間です。行き方はアルゼンチン旅行 完全ガイドにまとめています。

基本の数字

項目
正式名称アルゼンチン共和国 (República Argentina)
首都ブエノスアイレス
面積約278万平方キロメートル (日本の約7.4倍・世界8位)
人口約4,600万人
公用語スペイン語
通貨アルゼンチン・ペソ (ARS)
時差日本より12時間遅い (UTC-3)
政体連邦共和制。23州と首都特別区
独立1816年7月9日

面積は世界8位で、南米ではブラジルに次ぐ広さです。南北の長さは3,700キロあり、北端の亜熱帯から南端の亜寒帯まで、ひとつの国の中に気候が並びます。

人口は4,600万人ほどで、そのうち3分の1にあたる1,500万人前後が首都圏に集中しています。国土は広いのに、人はごく一部に集まっている国です。

首都ブエノスアイレス

人口およそ300万人、周辺を含めた都市圏では1,500万人前後です。

街並みはヨーロッパに似ています。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、イタリアとスペインからの移民が大量に流入し、その時期の富でパリを手本にした街が作られました。「南米のパリ」と呼ばれるのはこの経緯によるものです。

正式には「ブエノスアイレス自治市」で、州ではなく独立した行政区です。周囲を囲むブエノスアイレス州とは別の自治体で、地元の人は市内をカピタル (首都)、周辺部をコノ・ウルバーノと呼び分けます。

街の歩き方はブエノスアイレス完全ガイドにまとめました。

何語を話しますか

スペイン語です。ただし、現地の人は自分たちの言葉を「カステジャーノ」と呼びます。

スペイン本国のスペイン語とは、いくつか差があります。「きみ」にあたる語が tú ではなく vos になり、動詞の形も変わります。ll と y の発音が「シャ」「ジャ」に寄るため、calle (通り) は「カジェ」ではなく「カシェ」に近く聞こえます。抑揚はイタリア語に似ています。

英語は、観光地のホテルや一部のレストランでは通じますが、街の店やタクシーでは通じないと考えたほうが確実です。挨拶と数字だけでも用意しておくと、ずいぶん違います。

どんな人が暮らしていますか

人口の大半がヨーロッパ系です。南米の他の国と比べて、先住民系や混血の割合が低いのが特徴です。

19世紀後半から20世紀前半にかけて、イタリアとスペインから数百万人が移住しました。現在の姓の多くがイタリア系で、ロッシ、ファンジオ、ベルゴリオといった名前が普通に並びます。第266代ローマ教皇フランシスコ (ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ) もブエノスアイレス出身のイタリア系でした。

そのほか、ドイツ系、ウェールズ系、シリア・レバノン系、そして東アジア系のコミュニティがあります。パタゴニアのガイマンにはウェールズ語の看板が残り、ブエノスアイレスには中華街があります。

日系人も暮らしています。花卉栽培とクリーニング業から始まった歴史があり、現在はおよそ2万3千人とされます。

通貨とお金

通貨はアルゼンチン・ペソ (ARS) です。

この国のお金について知っておくべきことがひとつあります。公式の為替レートと、実際に街で使われるレートが違うことです。後者は俗にブルーレートと呼ばれ、両者の差が2倍近くになる時期もありました。

どちらのレートで両替するかで、旅の費用が実際に倍近く変わります。仕組みと現在の水準はアルゼンチンペソとブルーレートにまとめています。今日のレートは今日のアルゼンチンで毎日更新しています。

物価は、外国から来ると安く感じます。ただしインフレが速いため、数字は短期間で変わります。この記事に金額を書かないのは、書いた翌月には違う数字になっているためです。

気候と季節

南半球なので、季節は日本と逆です。12月から2月が夏、6月から8月が冬になります。

ブエノスアイレスは温帯で、日本の関東地方に近い気候です。夏は30度を超え、冬は0度から15度ほど。雪はほとんど降りません。

国土が南北に長いため、地域差が大きくなります。北部のイグアスは亜熱帯で年間を通して暑く、南部のウシュアイアは夏でも15度前後です。西部のアンデス山麓は乾燥し、東部のパンパは平坦な草原が広がります。

旅の時期を決めるなら、行き先が決まってから考えることになります。同じ月でも、北へ行くか南へ行くかで持ち物が変わります。

時差

日本より12時間遅れています。UTC-3で、夏時間は現在採用していません。

日本が正午なら、アルゼンチンは同じ日の午前0時。日本が午前0時なら、アルゼンチンは前日の正午です。12時間ちょうどなので、時計の針はそのままで、昼と夜を入れ替えるだけで計算できます。世界で最も計算しやすい時差のひとつです。

ただし体には堪えます。日本からの移動時間が30時間ほどあり、そこに12時間の差が加わります。

この国を象徴するもの

サッカーとタンゴと牛肉。この三つが並びます。

サッカーはワールドカップで3回優勝しています。1978年、1986年、2022年。2026年の大会では決勝でスペインに敗れ、準優勝でした。マラドーナとメッシという二人の名前は、この国では競技の枠を超えた位置にあります。

タンゴはブエノスアイレスとモンテビデオの港町で生まれ、ユネスコの無形文化遺産になっています。

牛肉の消費量は世界でも上位で、アサードという炭火焼きが日曜の定番です。人口より牛のほうが多かった時代が長く続いた国です。

よくある質問

アルゼンチンはどこにありますか

南アメリカ大陸の南半分、東側です。西はアンデス山脈でチリと接し、東は大西洋に面します。日本から見て地球のほぼ反対側にあたります。

首都はどこですか

ブエノスアイレスです。市内の人口はおよそ300万人、都市圏では1,500万人前後で、国の人口の3分の1が集中しています。

人口はどのくらいですか

約4,600万人です。国土は日本の7.4倍で世界8位の広さですが、人口はその一部の地域に集中しています。

何語を話しますか

スペイン語です。ただし現地ではカステジャーノと呼び、きみにあたる語が vos になるなど、スペイン本国とは差があります。英語は観光地の外では通じにくいと考えてください。

日本との時差はどのくらいですか

12時間です。日本より遅れており、日本が正午のときアルゼンチンは同じ日の午前0時です。夏時間は採用していません。

通貨は何ですか

アルゼンチン・ペソです。公式レートと街で使われるレートが違い、両替の方法によって費用が大きく変わります。

季節は日本と同じですか

逆です。南半球にあるため、12月から2月が夏、6月から8月が冬になります。

治安はどうですか

対策をすれば歩ける街ですが、置き引きとひったくりは日常的にあります。地区によって差が大きいため、行く前に確認しておくことをおすすめします。

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