牛肉大国アルゼンチンで地元民おすすめのAsadoとParrillaのお店7選

ポイントアルゼンチンといえば牛肉ですよね!
ブラジルではシュラスコという焼き肉文化がありますが、アルゼンチンではアサードやパリージャと呼びます。
南米最大の畜産展などもブエノスアイレスで毎年行われています。
パリジェーロたち自慢のアサードを楽しみましょう!
記事の中でアルゼンチンペソが出てくることがありますが、アルゼンチンペソの交換は非常に複雑なため一つの記事にまとめています。
ブルーレートと呼ばれる地元の人が交換する交換所の探し方も掲載していますので是非参考にしてください。

アサード(Asado)

こちらは南米最大の畜産展:ラ・ルラール2022の様子。

La Rural 150年以上続く畜産展

アルゼンチンといえばサッカー、ワイン、タンゴ、そして、牛肉!

牛肉は南米最大の畜産店が150年以上続くほど国民から愛されている存在なんです。

一説には人口よりも牛の方が多いとか・・・

アサードとパリージャの違い

アルゼンチンやウルグアイでは、炭火焼バーベキューをパリージャ(Parrilla)やアサード(Asado)と呼び親しまれています。

大阪人のたこ焼き機のように、家庭に一台パリージャ(グリル)があると言っても過言ではないほど。

マンションなどで家に置けない人も多いですが、庭があるお家や、ベランダが広いおうちには、 ほとんと備え付けてあると言っても良いのではないでしょうか。

備え付けていないおうちにも、ドラム缶を割ったようなのを置いている人もたくさん!

アサードとパリージャは何が違うのか?アサードはスペイン語で『焼いたもの』という意味であり、パリージャはグリルのことを意味します。
そのため、アルゼンチンやウルグアイでアサードのお店を探す時にパリージャと書かれた看板を目にすることが多いと思いますが、日本語でのニュアンスだと、『炭火焼き焼き肉』とか、『鉄板焼き焼き肉』とか、そういったニュアンスの看板となっています。
鍋=パリージャ、もつ鍋=アサードといったニュアンスでしょうか。
つまりパリージャはグリル料理を総称した名称であるといえます。

パリジェーロ

肉を焼く人によって、方法やこだわりはそれぞれあり、当然焼く人によって味は大きく左右します。

毎回、パリジェーロ(Parrillero)や地域によってはアサドールという肉を責任を持って焼く役が決められ、その人の腕を信頼して肉を託すわけです。

これはまさに日本で言うところの鍋奉行ですね。

ポイントちなみに鍋奉行はしっかり箸を動かして場を整えてくれる人ですが、口だけ出す人を鍋将軍と言います。
アクを丁寧にずっと取っている人をアク代官と呼び、鍋には全く手を出さないで待っているだけの人を待ち奉行と呼びます。

うまい!

と認められたら、その次から「やつはすごいパリジェーロだ!」なんて会話の中でも言われて、言われた本人は、鼻高々!

例えばこの人なんかはこの屋台のパリジェーロ。

やつはすごいパリジェーロだ!!
Es el excelente parrillero!
エス・エル・エクセレンテ・パリジェーロ
パリジェーロに拍手を!
Una aplauso para este parrillero!! 
ウナ・アプラウソ・パラ・エステ・パリジェーロ!
パリジェーロに拍手お肉を食ベて皆が味わえた頃に、「今日のパリジェーロに拍手を!」という時間が必ずあります。
肉を焼くという仕事をこなしたパリジェーロに拍手が送られ、パリジェーロもホッと一息。

焼き加減の伝え方

ステーキを注文するときに、「焼き加減はどうしますか?」と聞かれる時がありますよね?

アルゼンチンでも同じで、どんな焼き加減がいいか聞かれます。

一般的に大きく分けて、3段階。

ポイントアルゼンチンでは基本的にcocidoが好まれていますが、観光地などのレストランではレアなどももちろん食べられます。
メニューを見るときの参考にしてください。

レア (jugoso フゴソ)

肉は外側が茶色で、内側がジュージーで肉汁がしたたるくらい。
そして、ピンク色である必要がある。

ミディアム(a punto ア・プントフゴソ)

フゴソとの違いは、中が少しだけフゴソより乾いている。
でも、十分な肉汁は保っている状態。
肉の表面に肉汁が浮き上がってきたら、このア・プントの頃合いだなとパリジェーロは判断します。

ウェルダン (cocido コシード)

外側が暗褐色で、内側が茶色でジューシーだけど、乾燥している状態。
アルゼンチンではウェルダンを好む人が多いです。

地元民おすすめのパリージャ6選

お家アサードもいいけれど、時には外で肉を楽しみたい!

しかし、ブエノスアイレスは毎年アサードのランキングが発表されるほどの激戦区。

また、ランキングに上がってなくても、地元の人の熱狂的なファンがいたりと一概にランキングに頼ってばかりはいられません。

ポイントここが非常に面白いところですが、行く時間帯によっても、日によっても若干違いがあったりします。
炭の感じがいい時に当たったり、焼いて置いていたものを温め直して提供されたり・・・
お店によってはそんなこともあります。
いついっても及第点のものを提供してくれる日本の感覚とは少し違っています。

1、【短期観光向け】Don Julio ドン・フーリオ

ドン・フーリオ

十分に餌を与えられて、そして、放し飼いされている牛を厳選することで、常に高いクオリティのお肉を提供できるように勤めているお店。

旅のガイドブックにも載ることが多く、常にアサードランキング上位にランクインしている王道中の王道になります。

住所:Guatemala 4691 

営業日:毎日営業時間:12:00〜16:00、19:00〜1:00 

  • サービス・接客が行き届いている。
  • 店内が清潔、広いので家族でゆっくり食事ができる。
  • お肉に高級感。
  • 人気行列店ですが、待っても食べる価値のある味。
やはりガイドブックに載ることも多いためサービスや接客が観光客をしっかり意識してくれています。
ただし、その分お値段も観光客向け価格となっており、ポルテーニョス(地元民)にとっては、『そこまで出さなくても、もっと美味しいパリージャはあるよ』という意見が大多数でした。
(実際地元の店より3〜5倍の価格設定の印象です。)
観光向けの行列店のためすぐに満席になり、待ち時間がかなりかかる場合がありますが、やはり王道なので他のお店を楽しむ比較対象としても抑えておきたいですね。

2、【ちょっぴり高級店】La Cabrera ラ ・カブレラ 

もう一つ、常にアサードランキングの上位に入っているがラ ・カブレラ。

お店を開いた当初からすぐに人気ブランドとなり、数メートル別のところに2号店をオープンしたという人気っぷり。

現在も人気を保っていますので味はもう間違いなしです。

おいしい焼き肉に食欲をそそる創造的な付け合わせを添えて、独自の方法で提供することがこのお店の特徴の一つ。

アルゼンチンのアングスステーキカット、15日間寝かせた骨つきビーフ、またアルゼンチン神戸和牛(ブランドの一種)を提供することでも人気。  

住所:José Antonio Cabrera 5127 

アルゼンチン神戸牛ブエノスアイレス州の南にある美しい風景に囲まれた自然豊かなエリアで、厳格な品質管理プログラムの下で飼育されている和牛。
アルゼンチンの牛肉といえば筋張った「ザ・赤身肉」が定番ですが、ここでは和牛の定番である霜降りをしっかりつけれるよう飼育されています。
肉の各製造工程に最初から最後まで関わり、品質への高いこだわりにを持っており、少し高いお肉となっています。

紹介はこちら

3、【肉のコンビニ】La Estancia ラ・エスタンシア

街の中心地にあり、入り口から肉を焼く姿が見えるのでついつい誘われて入っちゃう。

住所:Lavalle 941

営業日:毎日営業時間:12時から23時

  • 街の中心地にあるので、交通の便が良い。
  • 店内がすごく広く、ゆったりできる。
  • 営業時間も長く、立地も良いので思い立ったら駆けこめる!
  • ウェイターの応対もきっちりしている。
街の中心地なので交通の便が良いですが、反面観光客っぽい振る舞いをしているとすぐにスリやひったくりの標的になってしまうので注意が必要。
また、駆け込みの観光客も多くたくさんの肉を準備しており焼き加減の品質にばらつきがあるのが惜しいところ。

4、【地元民一押し】Basilio Parrilla & Resto  バシリオ・パリージャ・アンド・レスト

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一般的なアサードのランキングなどには登場することは少ないのですが、マタデーロ(肉の聖地)の地元民一押しのお店を紹介します。

マタデーロといえば、牛の屠畜場がある場所。

牛肉競争率の高い場所の地元の人が愛する場所。

ザ・アルゼンチンのパリージャ・アサードとしてかなりレベルが高いです!

住所:Av. Juan Bautista Alberdi 6402 

営業日:月曜日定休営業時間:12:00-15:00, 20:00-23:00補足事項:予約不可

  • おじちゃんがいつもお客を気にかけて、回って歩いている。
  • パスタや煮物料理も豊富で、肉の気分でない時も楽しめる。
  • 屠殺場があるマタデーロだけに、肉への愛情が違う気がする。
  • 観光客は比較的少なく、地元感を存分に味わえる。
街の中心地からは遠いので短期の観光で行くのはなかなか難しい。

5、【フェリアでアサード】マタデーロスのフェリア

マタデーロスのついでにフェリアも紹介。

このエリアはNetflixのアルゼンチンフードのドキュメンタリー『アサード:ガウチョのBBQ』でも取り上げられるほどまさに肉の聖地。

ガウチョたちがたくさんいます。

ガウチョとはアルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル南部の草原地帯やアンデス山脈東部に17〜19世紀にかけて居住していた民族で、主に畜産業に従事していたスペイン人と、そのエリアの先住民との混血。

そのため肉の取り扱いや肉に対する愛情は格別なんです。

フェリアは日曜市ですので、近隣のお店は休みになってますが、ちょっとしたお祭り気分と共にアサードを味わえるほか、アルゼンチンのソウルフードであるエンパナーダも一緒に満喫できるためおすすめです。

先ほど紹介したパリジェーロもこのマタデーロスの写真でしたが、もちろんいろんな屋台でアサードを楽しめます。

お値段も屋台だけに、お店に入って食べるよりも安く味わえるため旅のスケジュールに組み込むことができれば超おすすめです。

アルゼンチンの中でも特に牛肉の聖地となり、歴史的、文化的な意味でのパリージャの味を味わいたい方はここで決まり。
ブエノスアイレスに慣れていない場合はタクシーかレミースでの移動になるため、少し割高に感じるかもしれませんが、このマタデーロスで肉を食べるということの歴史的、文化的な価値は非常に高いです。

詳細はこちらの記事でお届けしております!

【お肉大好き大集合】マタデーロスの日曜市場を散策!

こちらの記事でも特集しています。

【日曜市場】激安でお土産ゲット?!ブエノスアイレスで人気の4つのフェリア

6、【ザ・隠れ家】Barbacoa Parrilla バルバッコア パリージャ

通常の道から少し外れた小道にあるバルバッコア・パリージャ。

ちなみに日本でも南米系の焼肉店でバルバッコアという名前のついたお店を見かけることがありますが、バルバッコアはバーベキューという意味です!

真っ赤で可愛い外装が特徴的で、隠れ家的。

焼き加減が絶妙!!

トリップアドバイザーでのお店の紹介

住所:Pasaje Bollini 2133

営業日:月曜定休日営業時間:20:00-00:00(日曜は12:00-15:30)

  • お店の建物も赤で可愛く、店内も雰囲気が良い。
  • お肉の焼き加減が最高で、ベストポイントで提供。
  • 接客が丁寧。
人通りが少なくブエノスアイレスに慣れていないとちょっと怖い。
店員の対応は丁寧だが人数が少なく接客までに時間がかかるので時間に余裕を持っていきたいお店です。

7、【地元感満載な気軽なセット】Parrilla Mercosur / パリージャ・メルコ・スール

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ビジャ・クレスポにあるパリージャ・メルコ・スールは地元の人が気軽に訪れるお店で、メニューに『もうこれ頼んでね』と言わんばかりに掲載されているミックスパリージャがおすすめ。

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他のお店だと基本的にはもう少しお値段は高めになってきますが、このお値段でざっくりパリージャを味わえるのは貴重です。

ポイントチョリソ、モルシージャ、アサード(カルビ肉)、チンチュリン(小腸)、リニョネス(腎臓)がセットになって、突き出しにパンが出てきます。
総重量は肉1kgくらいはあるのでこれで1890ペソはお得。
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ソースソースは手前がチミチュリ、奥がサルサ・クリオージャの二種類出てきます。
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チミチュリ(chimichurri)は、アルゼンチン発祥のお肉用のソースです。
アルゼンチン以外の南米諸国でも人気の万能ソース。
パセリとニンニクをみじん切りにし、塩とオイルと酢がベースになります。
アレンジとしては唐辛子パウダーやオレガノなどの香辛料が人気。

定休日は火曜日。

ランチタイムは11時〜16時ですが、特にメニューは変わらないとのこと。

このお店は地元民が気軽に立ち寄る感覚のお店で、パリージャ以外にもパスタなんかもメニューにあって、店主はパスタもおすすめだよ!とのこと。

もちろん肉の焼きは本格的。

本格的なパリージャも楽しめる総合食堂みたいなニュアンスです。

夜は20時〜0時まで。

今回は平日水曜日の22時〜22時半頃に行きましたが、店内はガラガラでした。

気軽にパリージャの雰囲気を味いたいならおすすめです!

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