長期で家を空けるとき|郵便・電気・防犯の備え

数ヶ月から数年の海外渡航が決まったとき、後回しにされがちで、実は最初に設計すべきなのが「残していく家」です。空き巣の被害は金額だけでなく、帰国後の生活の土台を壊します。そして長期不在の家は、侵入者から見れば最も安全な仕事場です。
結論から言います。守り方は3層です。①留守だと知られない工夫、②入られたら分かる仕組み (防犯カメラ)、③そもそも盗られる物を家に残さない (家財の預け入れ)。この記事はこの3層を、渡航準備の実務として順に設計します。
実質負担を抑えた導入形態が特徴の防犯カメラ設置サービスです。機器の購入ではなくサービスとして導入するため、長期不在中の保守まで含めて相談できます。問い合わせから、間取りと不在期間に合わせた構成の提案を受けられます。
長期不在の家に「監視の目がある」状態を作る最短の方法です。まず問い合わせで、自宅の間取りと不在期間に合う構成を確認してください。
第1層 留守だと気づかれない
侵入者は確実に留守だと分かる家を選びます。だから最初にやるのは、留守のしるしを消すことです。
いちばん分かりやすいしるしは郵便受けです。溢れたチラシは「数週間誰もいません」という掲示に等しい。郵便局の転居・転送サービスを必ず設定し、新聞は止め、定期便は解約してください。
夜の暗さも同じです。タイマー式の照明を1、2箇所仕込むだけで、生活の気配が出ます。スマートプラグにしておけば、渡航先からも点け消しできます。
意外に抜けるのがSNSです。渡航と不在期間を、住所が分かる形で公開しないでください。いつからいつまで家が空くかを、自分から告知していることになります。
そして信頼できる隣人か管理会社には、不在を伝えて連絡先を渡しておきます。渡航先で受け取れる手段であることが条件です。連絡の土台については 通信の確保 に書いています。
第2層 入られたことに気づける
長期不在でいちばん怖いのは、入られたこと自体に数ヶ月気づかないことです。帰ってきて初めて分かる、という状態を避けたい。ここで効くのがスマートフォンで見られる防犯カメラです。
変わるのは2つあります。異変の通知が渡航先の手元に届くこと。そして映像が証拠として残ること。地球の裏側にいながら家のいまを確認できるという、その一点が効きます。
選ぶときに見るのは4つです。屋外に対応しているか、夜間も写るか、動きを検知して通知が飛ぶか、海外からアプリで見られるか。長期渡航では、この4つが揃っていないと意味がありません。
機器を自分で買い揃えるより、設置と保守が込みのサービスを選ぶほうが確実です。不在のあいだに壊れたとき、誰が直しに行くのかまで含めて設計できます。
実質負担を抑えた導入形態が特徴の防犯カメラ設置サービスです。機器の購入ではなくサービスとして導入するため、長期不在中の保守まで含めて相談できます。問い合わせから、間取りと不在期間に合わせた構成の提案を受けられます。
実質負担を抑えた導入形態が特徴のサービスです。渡航前は設置工事の日程が詰まりやすいので、問い合わせは出発の1ヶ月以上前を勧めます。
第3層 そもそも盗るものを置かない
いちばん強い防犯は、家の中を盗る価値のない状態にしておくことです。長期の渡航では、貴重品と家財をあらかじめ外へ移す方法が定着しています。
貴重品と書類は、銀行の貸金庫か、実家のような信頼できる場所へ。家財は、家を解約して身軽に出る場合も、家を残して中身だけ減らす場合も、屋内型のトランクルームが受け皿になります。楽器や本、写真のように湿気で傷むものは、空調のついた屋内型を選んでください。
全国47都道府県に3,000物件・13万室以上を展開する、掲載物件数の多さが強みのトランクルームです。東証上場企業の運営で、Web申込は24時間受付。屋内型・屋外型・バイク専用と種類が揃い、海外赴任前の家財一式から単身の段ボール数箱まで、期間と量に合わせてサイズを選べます。
全国展開で「家の近く」を選びやすいのが渡航前の強みです。出発前の搬入と帰国後の搬出が自分の生活圏で完結します。
関東・東海・関西・九州で500店舗・20,000室以上を展開するレンタル収納です。オンライン契約に対応し、最短で契約当日から使えるスピード感が特長です。出発日が迫った海外赴任・長期渡航の駆け込み利用にも間に合いやすく、Web申込で初期費用の割引もあります。
オンライン契約で最短当日から使えます。出発日が迫ってから動き出した場合の駆け込み先です。
荷物の仕分けの全体像は 海外赴任・長期渡航の荷物完全ガイド で詳しく解説しています。
渡航前チェックリスト
- 郵便の転送を設定した
- 新聞・定期便・不要なサブスクを止めた
- タイマー照明かスマートプラグを設置した
- 防犯カメラの見積もりと設置日程を確定した
- 貴重品と家財の預け先を確保した
- 隣人か管理会社に緊急連絡先を渡した
- 火災保険・家財保険の長期不在時の扱いを確認した (不在日数の条件がある契約があります)
最後の保険の項は盲点です。契約によっては長期不在で補償が制限されるため、出発前に約款を確認し、必要なら特約を足してください。
帰国後まで含めた設計
留守宅の設計は、帰国の日に完成します。カメラの映像履歴を確認し、預けた家財を戻し、転送を解除する。この逆回しまで含めて一つの仕組みです。帰国後の仕事と住まいの設計は 帰国後の仕事と住まい (移住ガイド) と 帰国を考え始めた人へ が続きになります。
留守宅の備え
よくある質問
長期の海外渡航中、家の防犯で最初にすべきことは何ですか
留守を知られない工夫 (郵便の転送・タイマー照明・SNSで不在を公開しない) が第一です。その上で、海外から確認できる防犯カメラと、貴重品・家財の預け入れを組み合わせるのが基本の3層です。
防犯カメラはどう選べばいいですか
屋外対応・夜間撮影・動体検知の通知・海外からのアプリ閲覧の4条件が長期渡航の必須要件です。機器の購入よりも、設置と保守込みのサービスのほうが不在中の故障まで設計できます。
家財はどうすればいいですか
湿気に弱い楽器・本・写真は空調つき屋内型のトランクルームへ、貴重品は貸金庫か信頼できる場所へ預けるのが定石です。家の中を「盗る価値のない状態」にしておくことが、いちばん効く防犯です。
火災保険は不在中も有効ですか
契約によります。長期不在で補償が制限される契約があるため、出発前に約款の不在日数の条件を確認し、必要なら特約を追加してください。