旅の準備

30時間フライトの過ごし方|眠り方と持ち物

PRこの記事は広告リンクを含みます
30時間フライトの過ごし方|眠り方と持ち物
目次
  1. 30時間、何を着ていれば楽か
  2. 30時間で本当に使うものは7つだけ
  3. エコノミークラス症候群は、30時間では他人事ではない
  4. 耳が痛くなったら
  5. いつ眠るかで、着いてからの数日が決まる
  6. 座席をどう選ぶか
  7. よくある質問
  8. 関連記事

日本から南米へは、乗り継ぎを含めて約30時間。世界の旅程で最長クラスの移動です。この時間を「耐える」か「整える」かで、旅の初日の体調がまるで変わります。

当サイトは地球の裏側 (アルゼンチン) への往復を前提に書いているサイトです。この記事では、その距離で本当に効いた服装・持ち物・体の管理だけを、優先順位をつけてまとめます。短距離の快適術とは選択基準が違います。30時間では「あれば便利」は荷物になり、「ないと壊れる」だけが残ります。

30時間、何を着ていれば楽か

ジーンズで乗ると後悔します。座って12時間を過ぎたあたりから、腹の締め付けそのものが疲れに変わっていきます。ウエストがゴムのパンツ以外は選択肢に入りません。

上は重ねます。機内の体感温度は座席の位置と時間帯で数度動きます。毛布は配られますが、足りない前提で組んだほうが確実です。Tシャツの上に長袖、その上にパーカーかフリース。この3枚があれば、暑いときも寒いときも脱ぎ着だけで足ります。

靴は必ず脱げるものにしてください。着陸のころには足がむくんで、履いてきた靴が入らなくなります。脱ぎ履きしやすい靴に、機内用の厚手の靴下を足すのが定番です。旅全体の靴選びは アルゼンチン旅行で失敗しない靴選び にまとめています。

女性なら、金具のないブラトップ系に替えるだけで眠りの深さが変わります。考え方は単純で、機内ではパジャマに近づけておき、着陸前に整える。それだけです。

30時間で本当に使うものは7つだけ

持っていっても一度も出さなかった物が、毎回いくつかあります。ここに挙げるのは、30時間のあいだ実際に手が伸びたものだけです。

  1. ネックピローは、首が固定できるかどうかで眠りの深さが変わります。かさばるのが難点なので、空気式か、丸めて圧縮できる低反発を選びます
  2. アイマスクと耳栓。機内の照明も、赤ん坊の泣き声も自分では止められません。この2つだけが自分の夜を作れます
  3. 着圧ソックスは、むくみの差が着陸時にはっきり出ます。後述のエコノミークラス症候群対策の主役でもあります
  4. モバイルバッテリー。座席の電源は壊れていることがあります。なお預け荷物には入れられないので、必ず機内に持ち込んでください
  5. 保湿のひとそろい。機内の湿度は砂漠並みです。リップクリーム、保湿クリーム、目薬。マスクは喉の保湿にも効きます
  6. 歯ブラシと替えのシャツ。乗り継ぎ空港で歯を磨いてシャツを替えるだけで、体の感覚が一度リセットされます
  7. 水筒は空のまま持ち込みます。保安検査を抜けてから給水し、機内で手元に水を置いておきます。配られる紙コップでは足りません

楽天でトラベルグッズを探す

Yahoo!ショッピングで機内快適グッズを探す

なお、液体の機内持ち込みは100ml以下の容器を透明袋にまとめる国際ルールがあります。保湿類は小分け容器に移し替えてください。

エコノミークラス症候群は、30時間では他人事ではない

長時間同じ姿勢で座っていると、脚の静脈に血栓ができることがあります。飛行時間が長いほど確率は上がるので、30時間の路線では現実の話として扱ってください。

予防は退屈なほど単純です。2時間に1回は立って通路を往復し、後方の空いたところで足首を回す。通路側の席を勧める理由の大半はこれです。水は飲み続けます。脱水が血栓の主な原因なので、アルコールとコーヒーは水と交互にしてください。着圧ソックスは座ったままでも血流を助けます。あとは座席で、思い出すたびにつま先を上げ下げする。ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれるくらい、ここを動かすかどうかで違いが出ます。

到着してからふくらはぎに痛みや腫れが出たり、急に息が切れたりしたら、我慢せず医療機関へ行ってください。この記事で唯一、命に関わる話はここだけです。

耳が痛くなったら

離着陸で耳が痛むのは、気圧が変わって鼓膜の内と外に圧力差ができるからです。やることは圧を抜くこと、それだけです。

唾を飲む、あくびをする、飴をなめる。これで耳管が開いて圧が抜けます。抜けなければ鼻をつまんで口を閉じ、ゆっくり鼻に空気を送ります。強くやりすぎないでください。

いちばん詰まりやすいのは寝ているあいだです。降下が始まったら一度起きるのが安全です。鼻が詰まっている日はとくに抜けにくくなります。点鼻薬を降下前に使う人もいますが、症状が重いなら搭乗前に医師に相談してください。

いつ眠るかで、着いてからの数日が決まる

30時間の過ごし方でいちばん効くのは、実は「いつ眠るか」です。目的地に朝着くなら機内後半で眠り、夜着くなら我慢して起きておく。ここで眠りを設計しておくと、着陸後の時差ボケが数日単位で軽くなります。眠るタイミングの決め方は 時差ボケ12時間の治し方 で体系的に解説しています。

機内食は「起こされたら食べる」ではなく、自分の睡眠計画を優先して断ってかまいません。乗務員に事前に伝えれば取り置きもできます。

座席をどう選ぶか

30時間なら通路側です。窓の景色より、水とトイレと歩く自由のほうが体調を左右します。ここは迷う余地がありません。

足元の広さは、どんなグッズより効く快適装備です。非常口の列や隔壁の前の席は有料のことが多いのですが、30時間なら払う価値があります。逆に後方の席は避けてください。エンジン音が大きく、揺れも伝わりやすくなります。

乗り継ぎが長いなら、そこで体を戻せます。ラウンジやシャワーの使い方は 空港泊ガイド にまとめました。

よくある質問

長時間フライトの服装はどうすればいいですか

ウエストがゴムのパンツ、Tシャツと長袖の重ね着、脱ぎ履きしやすい靴が三原則です。機内では体を締め付けないパジャマに近い状態にし、着陸前に整えるのが正解です。

長時間フライトで本当に必要なグッズは何ですか

ネックピロー、アイマスクと耳栓、着圧ソックス、モバイルバッテリー、保湿セット、歯ブラシと替えシャツ、水筒の7つです。モバイルバッテリーは預け荷物に入れられないため必ず機内持ち込みにしてください。

エコノミークラス症候群はどう予防しますか

2時間に1回歩く、水を飲み続ける、着圧ソックスを履く、座席で足首を動かすの4つです。アルコールは脱水を進めるため控えめに。到着後に脚の腫れや息切れがあれば医療機関を受診してください。

飛行機で耳が痛くなったらどうすればいいですか

唾を飲む、あくび、飴、または鼻をつまんでゆっくり空気を送る耳抜きで圧を抜きます。降下中の睡眠は詰まりやすいため、着陸前には起きるのが安全です。鼻詰まりがある日は特に注意してください。

機内ではいつ寝るのがいいですか

目的地の到着時刻から逆算します。朝到着なら機内後半で眠り、夜到着なら起きて過ごします。機内から現地時間で生活を始めることが、最大の時差ボケ対策になります。

関連記事

← 記事一覧へ