海外WiFiとeSIMはどっちがおすすめ?レンタル比較と選び方|南米30時間の実務から

海外WiFiとeSIM、どちらを選ぶか
海外に着いて最初に困るのは、道でも言葉でもなく通信です。地図が開けない、配車アプリが呼べない、宿に連絡できない。この3つが同時に起きると、旅の初日はそれだけで終わります。
用意する方法はいまのところ3つです。海外WiFiのレンタル、eSIM、そして現地でSIMを買う。この記事では、地球の裏側にあたる南米への渡航を前提に、どれをどう選ぶかを書きます。乗り継ぎで米国や欧州を通過する旅は条件が厳しいので、ここで成り立つ選び方は、近い国へ行くときにはさらに余裕を持って通用します。
結論から
一人旅で、端末がeSIMに対応しているなら、eSIMがいちばん軽い解です。空港でカウンターに並ぶ必要がなく、受け取りも返却もありません。
家族や複数人で行くなら、WiFiルーターのレンタルのほうが安くなります。1台で全員がつながるためです。
端末がeSIMに対応していない、あるいは設定に不安があるなら、迷わずレンタルにしてください。通信は旅の土台なので、確実さを優先すべき部分です。
eSIMを選ぶ場合
eSIMは、物理的なSIMカードを差し替えずに回線を追加できる仕組みです。出発前に日本で購入と設定を済ませ、現地に着いたら切り替えるだけで使えます。
利点は3つあります。カウンターに並ばないこと、返却がないこと、そして複数の国に対応したプランを選べば国境をまたいでも設定し直さずに済むことです。南米を周遊する旅では、この3つ目が効きます。
注意すべきはひとつだけ、自分の端末が対応しているかどうかです。iPhoneならXS以降、Androidは機種によって差があります。購入前に必ず確認してください。
アプリで購入から設定まで完結する海外eSIMです。対応国リストにアルゼンチンを含む南米各国が入っています。物理SIMの差し替えもWiFiルーターの受取・返却も不要で、渡航前に日本でセットアップしておけば着陸直後から通信できます。申し込みと利用はアプリから行う仕組みです。
アプリだけで購入から設定まで完結する海外eSIMです。アルゼンチンを含む南米各国に対応しているため、国境を越えるたびに買い直す必要がありません。出発前に日本で設定しておくと、着陸した瞬間から地図と配車アプリが使えます。
WiFiルーターをレンタルする場合
ルーターは1台で複数の端末をつなげます。二人で行くなら一人あたりの負担は半分、四人なら四分の一です。家族旅行でeSIMを人数分買うより安くなるのは、この一点だけで説明がつきます。
もうひとつ、端末の設定を触らなくていいのも利点です。電源を入れてパスワードを入れるだけなので、機械が苦手な人と一緒でも破綻しません。
弱点は、空港での受け取りと返却が要ること、そして充電が切れると全員が同時に通信を失うことです。モバイルバッテリーは必ず持ってください。
海外用WiFiルーターのレンタル大手です。アルゼンチンを含む南米向けのプランがあり、主要空港のカウンターで受取・返却できます。1台を複数人・複数端末で分け合えるので、2人以上の旅では通信費を抑えやすい構成です。
対応国が広く、南米の主要国をひととおり網羅しています。空港のカウンターで受け取って、帰国時に返す形です。複数人で分け合う旅ならこれが基準になります。
料金の安さを打ち出す海外WiFiレンタルです。同じ渡航日程で複数社の総額を並べて比べる、相見積もりの2社目として使いやすいサービスです。受取方法とプランを選んで申し込みます。
複数社のプランをまとめて比較できるサービスです。同じ行き先でも会社によって容量と価格が変わるので、比べてから決めたい人はここから入ると早く済みます。
米国を経由するなら、もう一枚考える
日本から南米への最短ルートは米国経由です。そして米国は乗り継ぎであっても入国審査を受け、荷物をいったん受け取ります。この待ち時間が数時間になることがあり、そこで連絡がつかないと旅程の組み替えができません。
南米向けのプランに米国が含まれていない場合は、乗り継ぎの数時間のためだけに米国対応を足しておくと安心です。
アメリカ専用の海外WiFiレンタルです。北米経由でアルゼンチンへ向かう行程では、乗り継ぎ地のアメリカで地図や連絡に使う通信手段が要ります。アメリカ国内の利用に的を絞ったサービスなので、乗り継ぎや前後泊がある人の選択肢になります。
アメリカ専用の海外WiFiです。乗り継ぎで長時間を過ごすダラス、ヒューストン、アトランタでの待機時間を、連絡が取れる状態で過ごせます。乗り継ぎの手順は乗り継ぎガイドにまとめています。
長期滞在なら現地SIMも選択肢
数週間を超える滞在では、現地でSIMを買うほうが安くなることがあります。ただし手続きは現地語で、身分証を求められる国もあります。到着した初日にこれをやるのは難易度が高いので、最初の数日はeSIMかレンタルでつなぎ、落ち着いてから現地SIMに切り替える形が現実的です。
日本での長期滞在や、審査を通しにくい状況で回線が要る場合には、契約のハードルが低いサービスもあります。
審査なしで、クレジットカードが無くても本人名義で契約できるモバイルWi-Fiです。身分証と銀行口座があれば申し込め、工事不要で届いたその日から使えます。回線はUQ WiMAXのエリアで、通常利用の速度制限はありません。日本のクレジットカードを持たない来日中の方が、自分名義の通信手段を持てる数少ない選択肢です。
審査なし、クレジットカード不要で契約できるWiFiです。来日した外国人の家族や、日本側で一時的に回線が要る場面で使えます。
容量はどれくらい必要か
地図と検索と連絡だけなら、1日500MBから1GBで足ります。動画を見る、写真を大量に送る、テザリングでパソコンを使うなら、無制限に近いプランを選んでください。
旅先で足りなくなると追加は割高になります。迷ったら、ひとつ上の容量にしておくほうが結果的に安く済みます。
無制限プランのある海外WiFiルーターのレンタルです。eSIMが使えない端末の人、複数人や複数端末で1回線を分け合う旅、PCでの作業が多い出張に向いています。日本語サポートつきで、空港受取と宅配に対応します。
無制限プランを扱う海外WiFiです。仕事を持って移動する人や、毎日大量に写真を送る人はここを基準に比べてください。
よくある質問
海外WiFiとeSIMはどちらがおすすめですか
一人旅で端末がeSIMに対応しているならeSIMが軽く、家族や複数人ならWiFiルーターのレンタルが安くなります。1台で全員がつながるためです。端末が非対応、または設定に不安がある場合はレンタルを選んでください。
eSIMは自分のスマホで使えますか
iPhoneはXS以降、Androidは機種によります。購入前に端末の対応を必ず確認してください。対応していない場合はWiFiルーターのレンタルが確実です。
南米を何カ国も回るときはどうすればいいですか
複数国に対応したeSIMを1つ買うのが最も手間がかかりません。国境を越えるたびに買い直す必要がなく、設定もそのまま使えます。
米国で乗り継ぐときも通信は必要ですか
必要です。米国は乗り継ぎでも入国審査と荷物の受け取りがあり、待ち時間が数時間になることがあります。遅延の連絡や旅程の変更はこの時間に発生します。
1日どれくらいの容量が必要ですか
地図と検索と連絡だけなら1日500MBから1GBで足ります。動画やテザリングを使うなら無制限に近いプランを選んでください。旅先での追加は割高です。