ブエノスアイレスのピザ屋5選|厚い生地と注文のしかた

「アルゼンチンに来てまでピザ?」 そう思ったあなたこそ、この記事を読むべきです。実はブエノスアイレスは、イタリア系移民が作り上げた「世界でも稀に見るピザ天国」なのです。
イタリアの薄い生地とは全く違う、チーズがナイアガラの滝のように流れる「アルゼンチン流ピザ」。 かつてGoogle検索2位を獲得した伝説の記事を、2026年の最新情報に合わせて大幅リライト。地元ポルテーニョが行列を作る名店から、知る人ぞ知る隠れ家まで、今絶対に行くべき5軒を厳選しました。
Contents
注文の前に知っておく、アルゼンチンのピザ用語
Al molde (アル・モルデ)分厚いパンのような生地。アルゼンチンピザの主流です。 A la piedra (ア・ラ・ピエドラ)石窯焼きの薄い生地。クリスピー派はこちら。 Muzzarella (ムサレラ)基本のチーズピザ。日本の3倍くらいのチーズが乗っています。 Fugazza (フガッサ)チーズなし、玉ねぎたっぷりのピザ。 Fugazzetta (フガセッタ)。この店の看板です。玉ねぎの下に大量のチーズが隠れているダブルパンチ。 Fainá (ファイナ)ひよこ豆の粉で作った薄いパン。ピザの上に乗せて一緒に食べるのが現地流。
ブエノスアイレスのピザ屋5選 (2026年時点)
Pizzería Güerrín (ゲリン) The King [ここにGüerrínのピザ写真を挿入]
1932年創業、94年続くブエノスアイレスのピザの老舗。コリエンテス通りに立つこの名店は、深夜2時まで営業しており、劇場街で舞台鑑賞後の観客たちが殺到します。イタリア移民が持ち込んだナポリ風レシピを、ブエノスアイレス流にアレンジした「Al molde(深皿)スタイル」を確立。2023年には、彼らの看板メニュー「Fugazzetta(フガセッタ)」が世界的に表彰されました。生地の厚みは約2cm、その上にチーズが厚く積み重なります。立ち食いカウンターでは常連たちが「ファイナ(ひよこ豆のパン)」をピザの上に重ねて頬張る光景が。薪窯から立ち上る香ばしい煙と、チーズが溶けるジュージューという音、五感すべてで楽しむピザ体験がここにあります。
| エリア | Centro / San Nicolás(Av. Corrientes 1368, 劇場街の中心) |
| 必食メニュー | Fugazzetta(玉ねぎとチーズの二重奏)、Muzzarella al molde + Fainá |
| 営業時間 | 月~土 10:00~02:00、日 11:00~01:00 |
| 雰囲気 | 立ち食いカウンターと奥のテーブル席。常連客と観光客が入り混じる活気あふれる空間 |
公式サイトへ → El Cuartito (エル・クアルティート) Legend [ここにEl Cuartitoの店内写真を挿入]
1934年創業、レコレタとバリオ・ノルテ地区を代表する老舗。店内の壁は歴代のサッカー選手やアーティストのサイン、記念写真でびっしりと埋め尽くされ、まるでブエノスアイレスの「生きた博物館」。あのディエゴ・マラドーナも常連だったことで知られ、彼のサイン入り写真が誇らしげに飾られています。鋳鉄パンで焼き上げる「Fugazzetta a la piedra(石窯風薄焼きフガセッタ)」は、外はカリッと中はもっちりとした絶妙な食感。地元民は「ブエノスアイレスで一番の薄焼きFugazzetta」と太鼓判を押します。週末の夜は、入店まで平均2時間待ちの行列が当たり前、それでも並ぶ価値がある、と誰もが口を揃えます。月曜定休なのでご注意を。
| エリア | Recoleta / Barrio Norte(Talcahuano 937, エル・セントロ近く) |
| 必食メニュー | Fugazzetta a la piedra(薄焼き)、Muzzarella con Jamón |
| 営業時間 | 火~日 12:30~深夜01:00、月曜定休 |
| 雰囲気 | レトロなタイル床、壁一面の写真とサイン。熱気とノスタルジアが混ざり合う「聖地」 |
公式Instagramへ →
El Imperio de la Pizza (エル・インペリオ)
Deep Local

1947年創業、チャカリータ地区の心臓部・Corrientes通りとFederico Lacroze通りの角に佇む、地元民に愛される「隠れた名店」。観光客はほとんど訪れず、店内にいるのは近所の常連ばかり、それこそが本物の証。早朝から営業しているため、夜勤明けの労働者たちが朝食にピザを頬張る光景も。創業者José Caramés氏のレシピは今も忠実に守られ、生地は手作り、チーズはたっぷり、トマトソースは秘伝のスパイス入り。地下鉄Federico Lacroze駅の目の前という立地の良さも魅力で、タンゴの本場「ボエド地区」へ向かう前に立ち寄るローカルも多数。深夜まで賑わい、週末はテイクアウトの列が絶えません。「真のポルテーニョ体験」を求めるなら、ここ以外にありません。
| エリア | Chacarita(Av. Corrientes 6895, Federico Lacroze駅前) |
| 必食メニュー | Pizza Muzzarella(王道の美味しさ)、Fugazzetta al molde |
| 営業時間 | 早朝6:00~深夜まで(詳細は電話で要確認:011 4553-1464) |
| 雰囲気 | バリオ(地区)の食堂。テーブル席とテイクアウトカウンター。地元民100%の濃密空間 |
地図で開く Angelín (アンヘリン) Creator [ここにAngelínの写真を挿入]
1938年創業、「Pizza Canchera(ピザ・カンチェラ)」の生みの親として知られるヴィラ・クレスポの伝説的店舗。「Canchera」とはスペイン語で「サッカーコート」を意味し、その名の通り直径約45cm、16ピース切り分けの巨大な薄焼きピザが看板メニュー。創業者Oscar Pintos氏が発案したこのスタイルは、今やブエノスアイレス中のピザ屋が模倣するまでに。生地の薄さはイタリアン・クリスピーに近く、表面はカリカリ、裏面は香ばしく焼き上げられ、チーズとトマトソースのバランスが絶妙。現在もPintosファミリーによって運営されており、毎週火曜~日曜は昼12:00~16:00、夜19:00~深夜1:00まで営業。Instagram(@angelin.pizzeria)では、日々焼きたての「カンチェラ」の写真がアップされ、フォロワー2.5万人超。パレルモ地区にも近く、食後の散歩にも最適です。
| エリア | Villa Crespo(Av. Córdoba 5270, パレルモ境界近く) |
| 必食メニュー | Pizza Canchera Muzzarella(16ピースの薄焼き巨大ピザ)、Fugazza Canchera |
| 営業時間 | 火~日 12:00~16:00、19:00~01:00、月曜定休 |
| 雰囲気 | モダンでカジュアル。家族連れや若者グループに人気。Instagram映え確実 |
公式Instagramへ → Kentucky (ケンタッキー) Chain [ここにKentuckyのピザ写真を挿入]
1942年創業、実に84年の歴史を持つブエノスアイレス発祥のピザチェーン。その誕生秘話は実にユニークで、3人の友人がパレルモ競馬場でグランプリに当選し、その賞金で開業したという伝説が残ります。チェーン展開しているとはいえ、品質への妥協は一切なし。朝6時から深夜2時まで営業(金・土は24時間営業店舗も)し、「どの時間帯でも熱々のピザが食べられる」安心感は旅行者にとって最大の味方。メニューは王道のMuzzarellaからトリュフ入りの限定ピザまで幅広く、エンパナーダやトリフル・デザートも人気。レコレタのSanta Fe通り店、セントロのParaguay通り店など、市内に複数店舗を展開。公式サイトではデリバリーも受付中。「初日は老舗で、2日目はカジュアルに」という使い分けに最適な一軒です。
| エリア | 市内複数店舗(Recoleta, Centro, Palermoなど) |
| 必食メニュー | Muzzarella al molde、Pizza Rellena(詰め物ピザ)、Empanadas |
| 営業時間 | 日~木 6:00~02:00、金・土は24時間営業店舗あり(店舗により異なる) |
| 雰囲気 | 明るくモダンな店内。家族連れやグループに最適。テイクアウト&デリバリーも充実 |
お腹がいっぱいになったら...
ピザでエネルギーをチャージしたら、次はタンゴの夜へ。 ブエノスアイレスには、美味しい食事の後にぴったりのライブハウスがたくさんあります。
家でアルゼンチン風ピザを焼く
地図で見る動くバス・地下鉄・治安・見どころを1枚で。入れるものは要りません
よくある質問
アルゼンチンのピザの特徴は何ですか
チーズの量です。生地の上にチーズを厚く積むのが基本で、イタリアのピザともアメリカのピザとも別物になっています。深皿で焼く al molde が主流です。
フガセッタとは何ですか
玉ねぎとチーズのピザです。トマトソースを使わず、大量のチーズの上に薄切りの玉ねぎを載せます。ブエノスアイレスを代表する一枚です。
ファイナとは何ですか
ひよこ豆の粉で焼いた薄いパンです。ピザの上に重ねて食べるのが地元の作法で、注文すると一緒に出てきます。