2024年最新のアルゼンチンの様子レポート
青いタンゴ礁読者のみなさま、いつも当サイトへ遊びに来てくださり誠にありがとうございます。
本日は2024年時点のアルゼンチンの様子を現地スタッフよりレポートしていきましょう。
大統領選挙の影響
2023年末にアルゼンチンは大きな転換期を迎えました。
基軸通貨をドルに変更しようという考えであったことからもやはり相当な混乱がありそうな予感を感じさせていたわけです。
インフレコントロール
さて、激しいインフレの渦中にあるアルゼンチンですが、例えば物価のコントロールにしても家賃などの生活に直結する値上がり、インフレに関してはこれまで政府がある程度舵を取っていました。
例えば家賃にしても、段階的に半年ごとに〇〇%を上限に値上げ可能などなど。
しかし、新大統領になってからは、そういったコントロールが外れて、「大家さんの独断で値上げが可能」になったり、家賃のドル払いが認められるようになるなど、ドルを基軸通貨に!を掲げる新しい大統領の思惑はさっそく反映されつつあります。
日本のように契約書で家賃の記録を交わしていない形態の住まいもたくさんあることから、いつ大家さんから家賃の値上げを言い渡されるか、またドルでの支払いを求められるかヒヤヒヤする毎日を送る国民もいます。
そうなるとやはり暮らしも自然とピリピリしてきますよね。
日用品などの物価
青いタンゴ礁では、毎年・・・といっても2年ほどですが、旅行のために物価などをまとめた記事を出していました。
今年も本当なら2024年最新アルゼンチンの物価という記事を出したかったのですが、やはりあまりにもめまぐるしく変わるため2024年末にどうなってるかさっぱりということもあり、今年は見送ることにしています。
ちなみに参考にならないかもしれませんが、過去2年はこんな感じ。
過去2年間のアルゼンチンの物価
日用品なども急に2倍3倍は当たり前、まるでジェットコースターのように価格変動の毎日です。
街の様子の変化
さて、昨日は2024年の新年のご挨拶とともに、ブエノスアイレス恒例のニューイヤーイベントの様子をシェアしました。
GoPro撮影なので、やはり画質に問題は抱えてるとはいえ、なんとなく街の雰囲気がどんよりしている様子、また街の人々の声のようすが、重々しく感じることはないでしょうか?
例えば、ブエノスアイレスで治安が悪い場所といえばたくさんありますが、代表的な場所として中央駅があります。
ブエノスアイレスの中心である、オベリスコ付近でさえどこかそういった少し前まで治安の悪いとされていた場所に似てきたような感覚です。
オムツが欲しいお母さん
地下鉄でも生まれたての赤ん坊を抱きながら「いくらでもいいから助けてくれませんか?」とお願いしているお母さんもいるほど。
国内はかなり混乱状態にあるように感じます。
一時期は治安の改善も感じられていたアルゼンチンですが、やはり転換期を迎え、新しい大統領の元大きな変化の時を迎えているのだと思います。
治安が少しよくなっているかも?と思ったのは、コロナの少し前あたりからワールドカップに向けて。
ワールドカップのころの街の雰囲気はこんな感じ。
観光の際は最新の治安状況をしっかり把握しながら、注意を怠ることなく安全にアルゼンチンを楽しんでくださいね。