ようやく・・・免許の「更新講習」がオンライン化

最終更新日

これまで運転免許の更新には指定の場所へ行く必要がありました。

本当に憂鬱でしたよね。

命に関わる免許なので、更新が必要なのはわかりますが、だとしたら医師免許や教員免許も更新制度にしてほしい・・・と思うのは筆者だけでしょうか?

話がそれましたが、今後一部の地域からオンライン講習が随時可能になります。

2022年から北海道や千葉県などで始まり、2023年には一般運転者にも拡大。

オンライン講習は、マイナンバーカードを使って自宅からスマホやPCで受講できます。

受講者からは「便利だった」「自分の時間で受講できた」などの好意的な意見が多く寄せられていますが、一部では視聴しにくいという声もあります。

警察庁は2024年度末までに全国展開を目指しています。

更新の手順

1.スマートフォンまたはパソコンで専用サイトにアクセス
2.マイナンバーカードを使いログイン
3.スマホやパソコンで講習動画を視聴した後アンケートに回答
4.運転免許センターや警察署などで更新手続き

マイナンバーカードを読み取ってサイトにログインするため、読み取り機が必要です。

確定申告など政府のやりとりが今後どんどんデジタル化していくため、一つ持っておきましょう。

動画の視聴中は、チャプターごとに確認問題が出題。

さらに、受講者の顔画像を計3回撮影し、受講しているかどうかのチェックもあるそう。

これはまたプライバシー問題などいろいろハードルがありそうですね。

千葉県ではすでに実施されており、講習動画の時間は優良運転者が30分、一般運転者が40分。

さらに一般運転者の場合は動画の視聴後に運転適性診断が別途実施されています。

悪質なドライバー(悪質な違反を繰り返している)は直接いってもらえばいいとして、30分の優良運転者がわざわざセンターまでいってDVDをみるというのは、あまりにも時代錯誤満載でした。

ただ、なぜこれが今まで行われなかったかというと、やはり天下りでしょう。

センターにいくと、たくさんの警察OBがあちこちに立っているのがわかります。

ほとんどの人はただ立っているだけ、もしくは、トイレのマークがあるトイレに案内する、「トイレはこちらです」とトイレの看板を指す、自動販売機の場所を指差しで教えてくれる等のこれまた天下り感万歳のお仕事ばかりでした。

OBになればそういう楽な仕事ができると思っていた世代にとってはちょっと酷ではありますが、さすがに時代に追いついていかないといけません。

なにせ、センターで講習して更新していた昭和時代と現代では進んでいる時間が違います。

ようやくいろいろなしがらみや、圧力から解放されて、オンライン化する・・・

とっても嬉しい出来事でありました。

結局免許証そのものの更新手続きそのものは近くの警察署かセンターに行く必要があるようですが、海外渡航を控えている人や、留学などでなかなか時間が取れない人は、かなりの短縮になるはず。

海外からの受講はIPアドレスを日本に切り替えて受講するようにしましょう。

VPNサービスの契約は必須です。