【今週の1枚】!Suite Villa Urquiza(ビジャ・ウルキサ組曲)

最終更新日

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本日は、「Villa Urquiza」。
ビジャ・ウルキサは、ブエノスアイレスの地区の名前の一つです。
この地域在住のコントラバス奏者であり作曲家であるクリスティアン・バスト氏が作曲したアルゼンチンタンゴをご紹介!

チェロ、バンドネオンと弦楽アンサンブルとピアノのための作品

アルゼンチンのコントラバス奏者Cristian Basto (クリスティアン・バスト)の作品で、青いタンゴ礁現地スタッフもピアノパートで参加しています。

Villa Urquiza ビジャ・ウルキサって?

作者の住んでいるVilla Urquiza(ビジャ・ウルキサ)は、ブエノスアイレスの48に分けられたバリオ(地区)の一つ。

街の中心地からは少し離れており、住宅地が多くなっています。

観光地でもないので、観光・遊びが目的で過ごしていたとしたら、ビジャ・ウルキサには足を運ぶことはまずない場所。

もし友達が住んでいたりしてセントロから訪れてみたいと思ったら、地下鉄B線で簡単にいくことができます。

ブエノスアイレス地下鉄の乗り方と終電

Suite Villa Urquiza 「ビジャ・ウルキサ組曲」の聞きどころ!

編成がおもしろい

タンゴの作品では珍しく、ソリストと、弦楽アンサンブルという編成。

ソリストのチェロ、バンドネオン

弦楽アンサンブルは、バイオリン1:2人、バイオリン2:二人、ビオラ:二人、チェロ:2人(一名はソリスト)

それに加えてコントラバス、ピアノ という編成になっています。

クラッシックに近い響きにバンドネオンが混じり、そしてタンゴのリズムが散りばめられている作品です。

各楽章から見る街の変容

組曲は全3楽曲からなっており、

作曲者クリスティアンは、自分のすむ街の変容を曲にしたといいます。

  • 1楽章:Lo campero  (田舎風に)
  • 2楽章:Demolicion (取り壊し)
  • 3楽章:Obra nueva (新しい建築物)

まだまだ古い民家が残るビジャ・ウルキサですが、

その古い家を残そうという意識よりも、建て替えてたくさんの世帯が住める、

綺麗なマンションにしてしまおう!という動きが多く、

街の様子もかなり変わってきています。

そんな様子が楽曲に込められています。

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ちなみに、組曲のジャケットデザインは、クリスティアン本人がビジャ・ウルキサを歩いて周り、楽曲の象徴となるような風景を(家・建物)を写真に撮って周って、それを組み合わせてジャケットにしたそうだペン!
200枚以上の写真を撮ったんだそうだペン!

早速聞いてみましょう!

2022年4月末にレコーディングが行われ、同年10月末に配信開始!

ビジャ・ウルキサ組曲、聞いてみてください。

レコーディングの後の一枚↓

アルゼンチンの建築の様子が、どことなく想像できる・・・かもしれません!

ちなみに!

クリスティアンの他の作品でピアノソロ作品集もあります。