ブエノスアイレスの地下鉄の乗り方|SUBEカードと治安

ブエノスアイレスの地下鉄は、地元では「スブテ」(Subte) と呼ばれます。1913年開業、南米で最も古い地下鉄で、市内観光の主要エリアをほぼカバーします。この記事では、乗り方ときっぷ事情、路線の使い分け、治安の注意点を、現地で通勤に使っていた経験からまとめます。
2020年公開の記事を2026年の状況に合わせて全面更新しました。
路線の全体像

スブテはA〜EとHの6路線+プレメトロ (路面区間) で構成され、市内中心部から放射状に伸びています。観光でよく使うのは次の3本です。
- A線: 五月広場〜コングレソ方面。最古の路線で、歴史地区の観光に
- B線: コリエンテス通りの地下を走る繁華街路線。劇場街やタンゴの中心部へ
- D線: パレルモ、ベルグラーノ方面。レコレータやパレルモの観光・グルメに
路線図は駅構内に掲示されています。手元では当サイトの地図が6路線と90駅を公式の色で表示し、地上のバス停や治安の層と重ねて見られます。
6路線90駅を公式ラインカラーで示した路線図です。駅をクリックすると駅名が出ます

乗り方ときっぷ: SUBEカードが基本

スブテに現金では乗れません。乗車には交通カード「SUBE (スベ)」が基本です。
- SUBEカードを入手する (駅の窓口、キオスコと呼ばれる売店など。在庫は場所により波があります)

SUBEはスブテだけでなく、市内バス (コレクティーボ) や近郊電車にも共通で使えます。滞在が数日以上なら最初に1枚作っておくと行動範囲が一気に広がります。

読み取り機はここにタッチします。反応しないときは駅員に声をかけてください (現地スタッフ撮影)
またブエノスアイレスの公共交通では、海外発行カードのタッチ決済 (コンタクトレス) への対応も進んでいます。対応状況は路線や時期で変わるため、確実に動きたい旅行者はSUBEを軸にし、タッチ決済は「使えたら便利」の位置づけで考えるのが安全です。
運賃は距離帯と登録状況で変わり、経済状況に合わせて頻繁に改定されます。具体額を覚えるより「日本の感覚よりずっと安い」と押さえておき、現在のペソの価値はレートページで確認してください。
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治安: スリ対策がすべて

検索でも「ブエノスアイレス 地下鉄 治安」と調べる人が多いのですが、答えはシンプルです。暴力的な危険は日中ほぼありませんが、スリは常に働いています。
- スマートフォンは車内で長時間出さない。ドア付近では特に注意 (発車間際のひったくりの定番位置です)
- バッグは体の前に。リュックは前に抱える
- 混雑した車内で不自然に密着してくる相手には即座に距離を取る
貴重品の持ち方や防犯グッズはこちらにまとめています。
駅そのものが観光地

スブテの古い駅には、タイル画や装飾が残り、駅そのものが小さな博物館のようです。特にA線の歴史的な駅の雰囲気は、鉄道好きでなくても一見の価値があります。移動を単なる移動で終わらせないのが、この街の楽しみ方です。
日本の丸ノ内線の車両が走っていると聞きました
かつてB線で、東京の丸ノ内線から渡った赤い車両 (500形) が長く走り、日本人旅行者の名物でした。現在は定期運行を終えて引退しており、保存車両としてイベント等で姿を見られることがあります。「乗りに行く」目的では計画しないでください。
何時から何時まで動いていますか
おおむね朝5〜6時台から夜22〜23時台までで、日曜は始発が遅めです。深夜は動いていないため、夜遊びの帰りはアプリ配車を使ってください。時刻は変更されることがあるため、駅の掲示か公式アプリで確認を。
SUBEカードが手に入らないときは
駅窓口で売り切れでも、街のキオスコで扱っていることがあります。どうしても入手できない場合、バスやスブテで居合わせた人にチャージ残高で通してもらい現金を渡す、という助け合いも現地ではよく見ますが、あくまで緊急手段です。
クレジットカードだけで乗り切れますか
タッチ決済対応は広がっていますが、全路線・全改札での確実性はまだ保証できません。数日以上の滞在ならSUBEを1枚作るのが結局いちばん確実で速い方法です。
地下鉄で身を守る
次のバスまで何分か調べる停留所6,962か所。押すと到着予定。路線番号を知らなくても乗れます
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