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16〜18世紀
スペインの征服と植民地
16世紀、富を求めるスペインの征服が始まる。それは文明の到来であると同時に、先住民にとっては侵略でもあった。
二度の創設と植民地社会
1536年、ペドロ・デ・メンドサがリオ・デ・ラ・プラタ岸に最初のブエノスアイレスを築くが、先住民の抵抗と飢えにより数年で放棄された。1580年、フアン・デ・ガライが内陸のアスンシオン方面から南下して街を再建する。
スペインの植民地支配は、エンコミエンダ制のもとで先住民を労働力として組み込み、カトリックの布教を伴った。リオ・デ・ラ・プラタは長く帝国の周縁にとどまり、密貿易が暮らしを支えた。
副王領と二つの視点
1776年、ブエノスアイレスはリオ・デ・ラ・プラタ副王領の首都となり、ポトシ銀山の富を運ぶ交易港として一気に重要性を増した。
現代の多くのアルゼンチン人は、この『征服(コンキスタ)』を、ヨーロッパ文明とのつながりの起点であると同時に、先住民の土地・命・文化が奪われた過程として捉える。征服者側(西洋史)の論理と、奪われた側の視点——その両方を見据えることが、誠実な歴史認識につながる。
キーワード
- ブエノスアイレス創設
- 1536年(放棄)と1580年(再建)の二度。
- エンコミエンダ
- 先住民を労働力として委ねた植民地の制度。
- リオ・デ・ラ・プラタ副王領
- 1776年成立。首都はブエノスアイレス。
16世紀、スペインの人たちが海をこえてやって来ました。
スペインはこの土地を支配し、街(ブエノスアイレス)をつくりました。でもそれは、もとから住んでいた先住民の人たちにとっては、土地をうばわれることでもありました。良い面とつらい面の両方を見ることが大切です。
キーワード
- ブエノスアイレス
- スペイン人がつくった、いまの首都。
- 征服
- ある土地を力で支配すること。