スペイン語文法3日目 – 基本の動詞 “ser” と “estar” の使い分け

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¡Hola! 今日はスペイン語文法100日企画の三日目です。

前回は基本の挨拶と自己紹介について学びましたね。

今日は、スペイン語学習者にとって重要な、基本の動詞 “ser” と “estar” の使い分けについて見ていきましょう。

Profile

この記事を担当:こうたろう

1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
ドイツで「ピアノとコントラバスのためのソナタ」をリリース後帰国
金田式DC録音のスタジオにて音響学を学ぶ
独立後芸術工房Pinocoaを結成しアルゼンチンタンゴ音楽を専門にプロデュース
その後写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門のピアニスト、音響エンジニア、フォトグラファーなどフリーランスのマルチメディアクリエーターとして活動中
当記事ではアルゼンチンタンゴを知るためのコアな知識を考察していきます
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動詞 “ser” と “estar”

スペイン語には「〜である」を意味する動詞が2つあります。

“ser”(セル)と “estar”(エスタール)です。

これらの動詞は異なる状況で使われ、混乱しやすいですが、以下のガイドラインに従えば区別しやすくなります。

動詞 “ser” の使い方

“ser” は以下のような状況で使われます:

  • 本質的な特性や性質を表す時:例: Ella es inteligente. (彼女は賢い。エジャ エス インテリヘンテ)
  • 職業や身分を表す時:例: Él es doctor. (彼は医者です。エル エス ドクトル)
  • 時間や日付を表す時:例: Hoy es lunes. (今日は月曜日です。オイ エス ルネス)
  • 出身地や国籍を表す時:例: Yo soy de Japón. (私は日本出身です。ヨ ソイ デ ハポン)
  • 関係性を表す時:例: Ellos son amigos. (彼らは友達です。エジョス ソン アミゴス)
人称 serの現在形(日本語訳)
yo soy (私は〜です。ソイ)
eres (君は〜です。エレス)
él/ella/usted es (彼/彼女/あなたは〜です。エス)
nosotros/nosotras somos (私たちは〜です。ソモス)
vosotros/vosotras sois (君たちは〜です。ソイス)
ellos/ellas/ustedes son (彼ら/彼女ら/あなたたちは〜です。ソン)

動詞 “estar”(エスタール)の使い方

“estar” は以下のような状況で使われます:

  • 一時的な状態や感情を表す時:例: Estoy feliz. (私は幸せです。エストイ フェリス)
  • 場所を表す時:例: Estamos en casa. (私たちは家にいます。エスタモス エン カサ)
  • 進行形を作る時:例: Estoy estudiando. (私は勉強中です。エストイ エストゥディアンド)
人称 estarの現在形(日本語訳)
yo estoy (私は〜です。エストイ)
estás (君は〜です。エスタス)
él/ella/usted está (彼/彼女/あなたは〜です。エスタ)
nosotros/nosotras estamos (私たちは〜です。エスタモス)
vosotros/vosotras estáis (君たちは〜です。エスタイス)
ellos/ellas/ustedes están (彼ら/彼女ら/あなたたちは〜です。エスタン)

例文で理解を深める

“ser” と “estar” の違いを具体的な例文で確認してみましょう:

  1. 本質的な特性と一時的な状態:
    • Ella es alta. (彼女は背が高いです。エジャ エス アルタ) – これは本質的な特性を表します。
    • Ella está cansada. (彼女は疲れています。エジャ エスタ カンサダ) – これは一時的な状態を表します。
  1. 職業と一時的な仕事:
    • Él es profesor. (彼は教師です。エル エス プロフェソール) – これは職業を表します。
    • Él está de camarero. (彼はウェイターをしています。エル エスタ デ カマレロ) – これは一時的な仕事を表します。
  1. 出身地と現在の場所:
    • Yo soy de México. (私はメキシコ出身です。ヨ ソイ デ メヒコ) – これは出身地を表します。
    • Yo estoy en España. (私はスペインにいます。ヨ エストイ エン エスパーニャ) – これは現在の場所を表します。

まとめ

今日は、スペイン語の動詞 “ser”(セル)と “estar”(エスタール)の使い分けについて学びました。

これらの動詞の違いを理解することで、より自然で正確なスペイン語を話せるようになります。

次回は数字と数の表現について学びましょう。

¡Hasta mañana! (また明日!)