ブエノスアイレスの路面電車で味わう – 歴史と文化が詰まった懐かしい移動手段

旅先ブエノスアイレスで、レトロな雰囲気に包まれながら移動したいなら、路面電車がおすすめです。

この街を象徴する交通機関には、長い歴史と豊かな文化が詰まっています。

乗車すれば、古き良き時代への扉が開かれるでしょう。

路面電車の歴史を知る

ブエノスアイレス市の路面電車は、1863年に運行を開始した由緒ある交通機関です。

当初は馬車で運行されていましたが、1900年前後に電化されました。

全盛期には200kmを超える路線網があり、市民の足として活躍していました。

こちらはWikipedia参照の、場所のトラム。

最初にして最古の馬車トラムは 1863 年に鉄道への支線として市内の循環を開始。

乗客を5 月広場からレティーロ ターミナルまで運び、そこでブエノスアイレス北部鉄道に接続しました。

最初の都市路面電車は、アルゼンチンの開拓者フェデリコ・ラクローズと彼の兄弟フリオによって 1870 年に開通。

初期の路面電車に乗る乗客 (1897 年)

路面電車は当初、大衆から懐疑的な目で見られていましたが、1880 年までにアングロ・アルゼンチン路面電車会社など、他の多くの路面電車運営会社が現れ始め、最終的に市は人口に対する路面電車の比率が最大の都市として浮上することになります。

市内を走る貴重な路線

現在は路線が削減されて7路線約37km、しかし線路が残されているのみで、電車自体は交通網としては運営されていません。

道路に線路があるところを通るたびに、「ああ、ここに路面電車が走っていたのだな」

と古き良き時代を想像する事ができます。

1938年、全盛期のブエノスアイレスでの路面電車マップ。

ヨーロッッパ風の車両

ブエノスアイレスの路面電車に使われている車両は、ヨーロッパ製の古典的なデザインが多数を占めていました。

木製の内装や開放的な窓、レトロな外観など、乗車すれば時空を超えたかのような気分を味わえます。

市民にとっても、愛着のある風物詩なのです。

市民に愛されていた交通機関

年配者は無料で乗車でき、運賃も非常に安価に設定されていたため、路面電車は庶民に親しまれていました。

現在市民は大切な交通機関だったことを尊重し、これまでの路面電車、線路を大切に保管したいと考えています。

レトロな路面電車の運営はなくなりましたが、現在一本の路線だけ路面電車として運行されています。

地下鉄E線の延長線として、各駅停車の路面電車があるのみで、デザインも地下鉄を同じようなスタイルになっています。

観光とレトロな体験

旅行者にとって路面電車は、ブエノスアイレスを味わう絶好の手段です。

レトロな車内で懐かしい風景を眺めながら移動すれば、南米の庶民の暮らしの情緒を感じられるはずです。

歴史と文化を体現するこの路面電車に乗って、ブエノスアイレス遊学はいかがでしょうか。

現在、カバジート地区でこの路面電車ツアー(25分)が体験できます。

「ミニツアー!レトロな路面電車」

いつ・どこで?

曜日:土日祝

時間:土曜・祝日は16時-19時、日曜は10時-13時と16時-19時

場所:Emilio Mitre & José Bonifacio (エミリオ・ミトレとホセ・ボニファシオの交差点)

予約:事前予約の必要はありません。先着順になります。

備考:雨天中止

乗車の手順

  1. 切符を配ってもらう場所に列に並ぶ。
  2. 乗車人数に制限があるので、参加希望者が多い場合は、グループに分けられ、待ちます。
  3. 路面電車が到着するのを待ちます。ドアの開閉は車掌が手動で行います。
  4. 車内に入り、自由席で着席。
  5. 切符は車掌に渡す必要はなく、記念に持って帰れます。
  6. 約25分のカバジート地区ツアー開始!
  7. 途中で停車することはないので、出発地点に到着するまで、ゆっくり乗車を楽しみめます。

降車の際の注意点

  1. 到着地(出発地と同様)についたら、譲り合っておりましょう。
  2. 到着の際に、拍手が湧き起こることがあります。ぜひ、拍手に参加して、感謝の気持ちを伝えましょう!
  3. 降車した際に、電車の前で写真などを撮ることも可能。

現地の雰囲気を存分に味わいたいなら、ブエノスアイレスの路面電車がお勧め!

近代的な風景ではありませんが、地元の人の生活する空間を垣間見ることができます。

歴史と文化がにじみ出た、路面電車に乗って、アルゼンチンの首都を満喫しませんか。

– WRITER PROFILE –
朝比奈幸太郎
Article by / Web Manager

この記事を担当:朝比奈 幸太郎

音楽大学にて民族音楽を研究し、卒業後はピアニストとして活動。
北欧スウェーデンでの即興演奏研究、ドイツ・ケルンでの創作活動を経て
現地ドイツにて Stephan Desire 氏より音響学の基礎を学ぶ。

帰国後は「金田式DC録音」の第一人者・五島昭彦氏に師事。
物理特性を極限まで追求した「完全DC録音技術」と「電流伝送理論」を学ぶ。

録音エンジニアとして独立後、芸術工房 Pinocoa を結成。
株式会社ジオセンス・小林一英氏よりC,GPS技術(RTK)を学ぶ。
村上アーカイブスにて村上浩治氏より映像技術を習得し、「音・映像・テクノロジー」を横断するクリエイターとして独自の制作スタイルを確立。

現在はヴィンテージ機材(Revox等)のレストアや、オリジナルマイクの開発・製造も手掛け
音響物理に基づいた実践的な録音理論の構築に取り組む。
ヒーリング音響ブランド:Curanz Soundsでもオリジナルマイクの性能を活かし制作発信中。

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