アルゼンチンに来て「肉」を食べずに帰ることは、罪と言っても過言ではありません。
国民一人当たりの牛肉消費量が世界トップクラスのこの国では、アサード(BBQ)は単なる食事ではなく、神聖な儀式であり、コミュニケーションの場です。
今回は、かつての人気記事を2026年最新版として完全リニューアル。
世界ランキング常連の超高級店から、地元民しか知らない「安くて美味い」ローカル店まで、ブエノスアイレスで絶対に行くべきパリージャ(ステーキハウス)10選をご紹介します。
- 01. 失敗しない!焼き加減のスペイン語
- 02. Don Julio(ドン・フリオ)
- 03. Fogón Asado(フォゴン・アサード)
- 04. La Cabrera(ラ・カブレラ)
- 05. La Carnicería(ラ・カルニセリア)
- 06. El Ferroviario(エル・フェロビアリオ)
- 07. Cabaña Las Lilas(カバーニャ・ラス・リラス)
- 08. La Estancia(ラ・エスタンシア)
- 09. Basilio Parrilla & Resto(バシリオ・パリージャ)
- 10. Chori(チョリ)
- 11. Feria de Mataderos(フェリア・デ・マタデーロス)
失敗しない!焼き加減のスペイン語
ブエノスアイレスのおすすめパリージャ厳選10選
3年連続で「世界最高のステーキハウス」に輝いた絶対王者。ミシュラン1つ星とグリーンスター(サステナビリティ)を獲得し、The World’s 50 Best Restaurantsでもラテンアメリカ第3位にランクイン。パレルモ・ビエホの角地に佇むこの聖地は、創業以来オーナー家族が経営し続け、「再生農業」で育てられた最高級牛肉のみを使用。特に看板メニューのBife de Chorizo(サーロイン)は、炭火で焼かれた外側のカリッと香ばしい表面と、中の肉汁が溢れるジューシーさが奇跡の両立を見せます。予約は2ヶ月前から埋まり、公式サイトでの予約は激戦ですが、WhatsApp(+54 9 11 5311-5668)経由なら比較的取りやすいとの情報も。予算は1人あたり120USD前後と高額ですが、「人生で一度は行くべき」と世界中の食通が認める価値があります。ウォークインも可能ですが、待ち時間は数時間覚悟を。
| エリア | Palermo Viejo(Guatemala 4699, esquina Gurruchaga) |
|---|---|
| 営業時間 | 毎日 11:30~16:00、19:00~01:00 |
| 予算感 | 1人あたり 100~150 USD(ワイン込み) |
| 必食メニュー | Bife de Chorizo(1kg)、Entraña(スカートステーキ)、Mollejas(胸腺) |
| 受賞歴 | ミシュラン1つ星、World’s 101 Best Steak 1位(2023-2025) |
TripAdvisor「世界No.1ファインダイニング」に選出され、ミシュランガイドにも掲載された「体験型アサード」の最高峰。1日わずか35名限定(バーカウンター席)、完全予約制の3時間ディナー体験は、目の前のカスタムメイド・グリルで焼かれる9コースのテイスティングメニューで構成されます。シェフが1皿ごとに調理プロセスを説明し、部位の特徴や火入れのタイミングを解説――まさに「食べられる授業」。さらにプライベートルームでは10名限定の「Chef’s Counter Experience」も提供。アルゼンチンワインのペアリングも完璧で、特にマルベックとの相性は感動もの。Don Julioよりも「アート」に寄ったアプローチで、肉を「味わう」というより「理解する」体験。予約は公式サイトまたはGetYourGuide経由が確実。
| エリア | Palermo(詳細住所は予約時に通知) |
|---|---|
| 営業形態 | 完全予約制(1日35名限定)、ディナーのみ |
| 予算感 | 9コーステイスティング 約150~200 USD/人 |
| 体験時間 | 約3時間(19:00~または21:30~) |
| 必食 | 9コース全て必須(Entraña, Mollejas, Chorizo, Morcilla等) |
パレルモ・ソーホーに2店舗を構える「ポーション爆盛り」の伝説的パリージャ。1人前のステーキが800g~1kgという規格外のサイズで、テーブルにはサラダ、ポテト、グリル野菜などのサイドディッシュが次々と運ばれてきます(しかも無料で追加可能)。シェフ・Gastón Rivieraが手掛けるメニューは、ヨーロッパのファインダイニング経験とアルゼンチンの伝統を融合。The World’s 50 Best Discovery掲載店でもあり、ブエノスアイレスのローカルと観光客が夜な夜な詰めかけます。2店舗とも予約必須で、週末は1ヶ月前から満席。Jose A. Cabrera通り沿いの本店(5099番地)は、特に雰囲気が良く、ワインセラーも充実。価格は1人50~80 USDとDon Julioより手頃ながら、満足度は負けません。
| エリア | Palermo Soho(José Antonio Cabrera 5099 / 5127の2店舗) |
|---|---|
| 営業時間 | 月~日 12:30~16:30、19:30~深夜01:00 |
| 予算感 | 1人あたり 50~80 USD(ワイン・サイド込み) |
| 必食メニュー | Bife de Chorizo(1kg)、Ojo de Bife、サイドディッシュ全種 |
| ポイント | サイドディッシュ無制限おかわり可、量が多いのでシェア推奨 |
「精肉店」を意味するその名の通り、店先に吊るされた熟成肉が目印のモダン・パリージャ。パレルモのThames通り沿いにある小さな店内は、オープンキッチンとカウンター席を中心に構成され、炭火で焼かれる肉の香りが充満。シェフのGermán SitzとPedro Peñaは、近隣のアジア系グリル「Niño Gordo」も経営し、伝統的アルゼンチン料理にモダンなひねりを加えた料理を提供。特に「El Secreto(秘密の部位)」と呼ばれる希少部位は1頭から1~2ポーションしか取れず、オフメニューの隠し玉。The World’s 50 Best Discoveryにも掲載され、地元ヒップスターと肉好きフーディーが集う聖地。月曜定休、火~日は夜のみ営業で、予約は必須(特に金・土)。予算は1人70~100 USDと中価格帯。
| エリア | Palermo(Thames 2317) |
|---|---|
| 営業時間 | 月曜定休、火~日 20:00~24:00 |
| 予算感 | 1人あたり 70~100 USD |
| 必食メニュー | El Secreto(要事前リクエスト)、Entraña、モレハス |
| 雰囲気 | カウンター席中心、オープンキッチン、カジュアルだが洗練 |
リニエルス地区、かつての鉄道操車場跡地に佇む「地元民が選ぶNo.1パリージャ」。店の前には本物の蒸気機関車が展示され、レンガ造りのボデゴン(食堂)スタイルの建物が歴史を物語ります。観光客はほとんど訪れず、週末の昼・夜は近隣住民の家族連れで満席。メニューはシンプルながら、炭火で焼かれるTira de Asado(骨付きショートリブ)とVacío(フランクステーキ)の肉質は絶品。価格は1人30~50 USDと良心的で、「量も質も最高、価格は半分」という評価が多数。2026年1月のYouTube動画でも「ブエノスアイレス最高の無料パリージャ(Parrilla Libre)」として紹介され、再注目されています。月曜定休、予約推奨(特に週末)。
| エリア | Liniers(Reservistas Argentinos 219、中心部から車で20分) |
|---|---|
| 営業時間 | 月曜定休、火~日 12:00~16:00、19:00~24:00 |
| 予算感 | 1人あたり 30~50 USD |
| 必食メニュー | Tira de Asado、Vacío、Parrillada Completa(盛り合わせ) |
| 雰囲気 | ボデゴン風、家族連れ多数、蒸気機関車展示 |
プエルト・マデロの運河沿い、ブエノスアイレスで最も洗練されたステーキハウス。ミシュランガイド2025掲載店で、店内は高級感あふれる内装、テラス席からはヨットハーバーと高層ビル群を一望できます。自社牧場で育てた牛肉のみを使用し、「農場から食卓まで」のトレーサビリティが完璧。アルゼンチン大統領や海外VIPが訪れることでも知られ、サービスは5つ星ホテル級。価格は1人100~150 USDとDon Julio級ですが、「景色」「サービス」「肉質」の三拍子が揃った特別な体験を提供。デートや接待、記念日ディナーに最適で、サーモンやタコのグリルなど魚介メニューも充実。毎日11:00~深夜1:00営業、予約推奨。
| エリア | Puerto Madero(Av. Alicia Moreau de Justo 516) |
|---|---|
| 営業時間 | 毎日 11:00~01:00 |
| 予算感 | 1人あたり 100~150 USD |
| 必食メニュー | Bife de Chorizo Premium、Costillas(リブ)、グリルサーモン |
| 受賞歴 | ミシュランガイド2025掲載、TripAdvisor評価4.3(12,000+レビュー) |
1962年創業、オベリスコ徒歩圏内の老舗アサドール・クリオージョ(クレオール風焼肉店)。ラバージェ通り941番地に位置し、セントロ観光の合間に立ち寄れる好立地。店内は昔ながらのタイル床とレンガ壁、天井からぶら下がるハムやソーセージが郷愁を誘います。メニューは伝統的なパリジャーダ(盛り合わせ)を中心に、Asado, Bondiola(肩肉), Mollejas, Chinchulines(小腸)など内臓系も充実。2~3人用の「Parrillada Porteña」は110,000ペソ(約50 USD)と手頃で、地元サラリーマンのランチタイムは常に満席。2026年1月のInstagramでは「2026年も炭火と情熱で営業中」と投稿され、健在ぶりをアピール。WhatsApp: +54 9 11 2281-9880で予約可。
| エリア | Centro(Lavalle 941、オベリスコから徒歩5分) |
|---|---|
| 営業時間 | 毎日 12:00~深夜01:00 |
| 予算感 | 1人あたり 30~50 USD |
| 必食メニュー | Parrillada Porteña(2~3人用盛り合わせ)、Asado, Mollejas |
| ポイント | 観光客に優しい立地、伝統的雰囲気、手頃な価格 |
マタデーロス地区、Av. Juan B. Alberdi 6402に佇むファミリー経営のボデゴン。「予約不要、炭火パリージャ、手打ちパスタ、魚介料理、伝統料理」を掲げ、地元民が週末の家族団らんで訪れる温かい雰囲気。TripAdvisor評価3.9(53レビュー)と小規模ながら、「量が多くて美味しい、価格が安い」という三拍子が揃った隠れ家的存在。2026年2月時点のInstagramでは、炭火で焼かれる肉の動画や家族連れの写真が投稿され、営業継続を確認。無料デリバリーも実施中で、テイクアウト需要にも対応。電話: 011 4686-1236。観光客はほぼ来ないため、「本物のポルテーニョ体験」を求める人に最適。
| エリア | Mataderos(Av. Juan B. Alberdi 6402、中心部から車で30分) |
|---|---|
| 営業時間 | 毎日営業(詳細は電話で確認: 011 4686-1236) |
| 予算感 | 1人あたり 25~40 USD |
| 必食メニュー | Parrilla al Carbón、手打ちパスタ、Pescados y Mariscos |
| ポイント | 予約不要、家族経営、デリバリー無料、駐車場あり |
パレルモ・ソーホのThames 1653にある「チョリパン専門店」兼カジュアル・パリージャ。「Chori」とはChoripán(チョリソーサンドイッチ)の略称で、アルゼンチンのソウルフード。ここでは5種類の異なるチョリソーサンドイッチとMorcipán(血のソーセージサンド)を提供し、バーカウンターで注文してテーブル席で食べるカジュアルスタイル。TripAdvisor評価4.3(488レビュー)、Condé Nast Traveler掲載店で、若者や二日酔いの観光客(!)が駆け込む「救世主的存在」。2026年1月のInstagramリールでは「二日酔いを治すならChori」と紹介され、ビールとの相性抜群と話題。月曜定休、火~日は昼・夜営業。1人15~25 USDと激安で気軽に楽しめます。
| エリア | Palermo Soho(Thames 1653) |
|---|---|
| 営業時間 | 月曜定休、火~日 12:30~24:30 |
| 予算感 | 1人あたり 15~25 USD |
| 必食メニュー | Choripán 5種、Morcipán、Cerveza Artesanal(クラフトビール) |
| ポイント | カジュアル、バーカウンター注文、テイクアウト可、二日酔いに効く(?) |
毎週日曜と祝日に開催されるアルゼンチン最大級のフォルクローレ(民族文化)市場。マタデーロス地区のAv. de los Corrales沿いに700以上の屋台が並び、手工芸品、地方料理、ガウチョ(カウボーイ)のライブショーが楽しめます。屋台で焼かれる炭火アサード(1皿5~10 USD)は、レストランの半額以下で本格的な味を体験でき、エンパナーダ(サルタ風・トゥクマン風)、ロクロ(肉と豆の煮込み)、トルタス・フリタス(揚げパン)など地方料理も充実。2026年現在も毎週日曜11:00~19:00に開催中(TripAdvisor、公式Facebook確認済)。入場無料、家族連れで1日中遊べる「文化体験×グルメ」スポット。中心部からバスで約40分、タクシー/Uber推奨。
| エリア | Mataderos(Av. de los Corrales S/N、中心部から車で30分) |
|---|---|
| 開催日時 | 毎週日曜・祝日 11:00~19:00 |
| 予算感 | 1人あたり 10~20 USD(屋台グルメ) |
| 必食メニュー | 屋台アサード、Empanadas(各地方風)、Locro、Choripán |
| ポイント | 入場無料、ガウチョショー、民族音楽、手工芸品700店舗以上 |
お肉に疲れたら…?
毎日ステーキだと、さすがに胃が疲れてきますよね。
実はブエノスアイレスは、イタリア移民が作った「世界最高峰のピザ天国」でもあるんです。
チーズが滝のように流れる「ムサレラ」、玉ねぎとチーズの二重奏「フガセッタ」――
アサードの合間に、絶品ピザで胃をリセットしませんか?
この記事を担当:朝比奈 幸太郎
音楽大学にて民族音楽を研究し、卒業後はピアニストとして活動。
北欧スウェーデンでの即興演奏研究、ドイツ・ケルンでの創作活動を経て
現地ドイツにて Stephan Desire 氏より音響学の基礎を学ぶ。
帰国後は「金田式DC録音」の第一人者・五島昭彦氏に師事。
物理特性を極限まで追求した「完全DC録音技術」と「電流伝送理論」を学ぶ。
録音エンジニアとして独立後、芸術工房 Pinocoa を結成。
株式会社ジオセンス・小林一英氏よりC,GPS技術(RTK)を学ぶ。
村上アーカイブスにて村上浩治氏より映像技術を習得し、「音・映像・テクノロジー」を横断するクリエイターとして独自の制作スタイルを確立。
現在はヴィンテージ機材(Revox等)のレストアや、オリジナルマイクの開発・製造も手掛け
音響物理に基づいた実践的な録音理論の構築に取り組む。
ヒーリング音響ブランド:Curanz Soundsでもオリジナルマイクの性能を活かし制作発信中。